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日曜版  |  記事

裏金隠ぺい 幹部の指示
旧安倍派・元参院議員 大野氏の初公判で新事実
個人のパーティー収入と偽装

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安倍派(当時)のパーティーで壇上に立つ議員ら=22年5月(山谷えり子参院議員のフェイスブックから)

「自分は知らなかった。秘書が『預かり金』として保管していた」―。自民党派閥の裏金事件で、裏金を受け取っていた旧安倍派議員の典型的な弁明です。しかしそれが真っ赤なウソである可能性を検察が明らかにしました。東京地裁で開かれた旧安倍派の大野泰正・元参院議員の初公判(10日)。検察は冒頭陳述で、本人が裏金を現金で受け取っていたこと、「預かり金」と言いながら裏金を使っていた実態を明らかにしました。さらに旧安倍派幹部らが裏金還流再開時に行った隠ぺい工作も判明。これらの問題について国会での真相解明とともに、自民党総裁選でも各候補者の姿勢が問われます。
 取材班

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