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日曜版  |  記事

黒字リストラの実態
大株主に利益上回る巨額配当
オムロン 一方で労働者2000人削減の非道

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「5回も退職面談うけた」新田桂一郎さん
 「黒字リストラ」という言葉をご存じでしょうか? 巨額の利益をあげる大企業の人員削減が相次ぎ、しかも、リストラをした企業の約7割が「黒字」(東京商工リサーチ調べ)です。人件費を削る一方で、配当を増やすなど、大株主の利益優先という経済のゆがみがあらわれています。国民の雇用や賃金を犠牲にし、経済と産業を衰退に導く「黒字リストラ」の実態を追いました。
 中川亮記者

共産党と共に立ち向かう
 「リストラの後、残った人で収益力を強化しろと言うが、せっかく何十年も育ててきた人を無駄にしてどうするのか」。制御機器大手オムロン(本社・京都)の名古屋事業所に勤める「シニア社員」、新田桂一郎さん(63)は語ります。
 オムロンは「収益力と成長力の改善」を図るとして2024年2月、国内と海外でそれぞれ約1千人削減すると発表。勤続3年以上・40歳以上をターゲットに、国内で目標を上回る1206人を減らしました。
 オムロンは大リストラの一方で、大株主の利益を優先しました。23年度の当期純利益(子会社などを含む)は前年度から減って81億円。ところが、配当総額は利益を大きく上回り、前年度から10億円増やして205億円としました。内部留保を取り崩して配当を増やしたのです。労働者を犠牲にした露骨な“大株主奉仕”です。

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