藍がめで布を染める黒モン族の女性
竹森美佳さん(コーディネーター)
ベトナムは54の民族が暮らす多民族国家です。人口の約8割以上をキン族が占めていますが、北部の山岳地帯にはモン族やターイ族、ヌン族など、多くの少数民族が独自の文化を守りながら暮らしています。
私はハノイを拠点に、少数民族の手仕事や、その背景にある暮らしや文化を日本へ紹介しています。
その一つ、ラオカイ省サパを私が初めて訪れたのは十数年前のことでした。当時はハノイから夜行列車で約10時間かけて向かう場所でしたが、現在は高速道路が整備され、バスで約5~6時間ほどでアクセスできるようになりました。
別世界のよう
早朝の市場には、色鮮やかな民族衣装を身にまとった人々が集まり、買い物や朝食を楽しんでいます。その光景を目にした瞬間、同じベトナムでありながら、ハノイとはまるで別の国、絵本の世界に迷い込んだような不思議な感覚を覚えました。
一覧へ戻る