金沢医科大学眼科学特任教授 久保江理さん
白内障は、早くからリスクを知って対処しておけば発症を遅らせることができます。初期には、進行抑制の目薬を使うこともあります。大切なのは、持病の管理、紫外線・熱対策、食事です。
糖尿病は、血中の糖がたんぱく質と結合し、終末糖化産物(AGEs)という物質ができます。その結果糖化ストレスや酸化ストレスを引き起こし、目の水晶体にあるたんぱく質を変性させて白内障を起こします。
紫外線対策でおすすめするのは、帽子とサングラスです。
帽子は、つばが広く大きなものが良いです。サングラスは、薄めの色でUVカットのレンズがおすすめです。紫外線は上からだけでなく横からも入ってきます。できれば横までカバーできるものを選びます。コンタクトはUVカット効果のあるものを選んでください。
暑さ対策も大事です。熱中症の既往歴がある人は、白内障の発症リスクが約2倍高いことが私たち金沢医科大学と名古屋工業大学の分析でわかりました。
熱中症で体温が上昇すると、目の温度も上がります。水晶体のたんぱく質は熱の影響を受けやすい特徴があります。
熱中症にならないために、こまめな水分補給を心がけ、エアコンを使用しましょう。
一覧へ戻る