最高峰の剣ケ峰に向かう登山者の列
世界遺産の富士山(3776メートル)は、7月から9月上旬までの開山期間中に約20万人の登山者が訪れる人気の山です。環境への悪影響や遭難多発の懸念から、山梨県は3年前、静岡県は昨年から登山規制を始めました。その効果や課題を考えてみました。
青山俊明記者
富士宮、須走(すばしり)、御殿場と三つの登山ルートを持つ静岡県は昨年3月、富士山の環境保全と遭難防止を図り、世界遺産の価値を後世に引き継ぐことを目的とした条例を策定。登山者に事前講習の修了と入山料4000円の支払いを義務づけ、山小屋の宿泊予約がない登山者の入山時間を午前3時から午後2時までに制限しました。
吉田ルートのある山梨県は登山口にゲートを設置して入山料を徴収します。入山時間と入山料は昨年から静岡県側に合わせました。
こうした規制が始まった大きな理由は、5合目を夜間に出発し、一気に山頂を目指す「弾丸登山」の抑止です。
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