那覇バスターミナル横にある仲島の大石
沖縄県南部の那覇市でゆいレールの乗り降り散歩です。同線は2003年開業のモノレールで、現在は那覇空港駅からてだこ浦西駅(浦添市)までの17キロを走っています。沿線は見所満載です。
私が興味を抱いたのは、旭橋駅~美栄橋(みえばし)駅間に並行する、久茂地(くもじ)川沿いの風景です。実は葛飾北斎も、この一帯を描いた浮世絵「琉球八景」(1832年)を残しています。
「八景」で描かれている景色の多くは海辺の風景です。調べてみれば、かつてこの周辺から西側は海だったのです。18世紀の琉球王国時代の絵図では、その海に小島が描かれ、「浮島・那覇」と呼ばれています。中国との交易で中国系移民も多く、にぎわっていたようです。
やがて浮島と沖縄本島の間は、埋め立てや河川改修などで狭められて川となり、現在の地形になりました。
海辺だった証拠が、旭橋駅近くにある「仲島の大石(ウフシー)」です。北斎の絵にも描かれた高さ6メートルの琉球石灰岩で、岩の下部には波に削られた跡があります。
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