作家の渥美二郎さんの長編『イン・ザ・ウィンド』が好評です。昨年の日刊「しんぶん赤旗」連載が本になりました。現役の高校教師として働きながらの創作生活について聞きました。
北村隆志記者、写真も
コロナ禍をはさんだ5年間の体験を描いた自伝的小説です。
「転勤先の高校で、不登校の生徒を任されたけど期待に沿えず、コロナで実家のすし屋はつぶれそうになり、臨時で始めたカフェもダメになる。この5年間はとにかくピンチの連続でした。登場人物のひとりが『ピンチはクイズ』と言うように、ピンチを悲劇と受け取らないで、クイズとして楽しんじゃう。あれこれ答えを探すと、その時に物語が生まれます。答えは『イン・ザ・ウィンド(風の中)』なんですよ。人の数だけあるし、常に変わるし、答えのない時もある」
主人公のジローは、生まれた町で高校の英語教師をしています。
〈人生とは、思い通りにはならないが、思いがけないこともあるものだ〉と、ピンチも新しいチャンスに変えていきます。
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