くわみず病院院長 池上あずささん
日中の眠気や集中力が続かず疲れるなどということはありませんか。もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。病気の特徴や治療法について熊本・くわみず病院病院長で睡眠外来の池上あずささんに書いてもらいました。
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気をご存じでしょうか。
「大きないびきをかく太った男性の病気」と思われがちですが、実際には女性や、やせた方にもみられ、決して珍しい病気ではありません。
日本では中等症以上の睡眠時無呼吸の患者さんが約900万人いると推計されています。多くの人が診断されないまま過ごしていると考えられています。
頭痛などの原因に
SASとは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。呼吸が止まると血液中の酸素が低下し、それを改善しようとして脳が何度も目を覚まします。本人は一晩眠ったつもりでも、実際には睡眠が細かく分断され、十分な休息が得られていません。
その結果、日中の眠気だけでなく、疲れやすい、集中できない、朝起きてもすっきりしない、頭痛、夜間頻尿、イライラなど、さまざまな症状が現れます。また、高血圧や糖尿病、不整脈、脳卒中などとも深く関係しています。
一覧へ戻る