芥川賞作家の諏訪哲史さんは、憲法を否定し軍拡を進める高市政権に懸念を強めています。憲法への思いを聞きました。
金子徹記者(写真も)
諏訪さんは「昭和の少年」を自認しています。
「僕が昭和に生まれ育ち、平和な時代を謳歌(おうか)できたのは憲法のおかげです。いま憲法を否定する人たちは、そのありがたみが分かっていない。歴史を知らないので、国際社会で〈普通に空気を吸っていられる〉いまの状態を「世界の一員として当然だろう」などと思っているのです。戦中戦後を生きてきた日本人は失望と被害国への罪悪感とで〈普通の呼吸〉ができなかったはず。そんな日本人が新しい憲法を掲げ、独立を認められ国連にも復帰できた。憲法で戦争放棄をうたったことが世界の信頼を再び勝ち取れた要因です。改憲でそれを覆したらあの反省を忘れたと思われます」
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