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日曜版  |  記事

奈良「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に
掘り起こした古代ロマン

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 藤原宮跡⓭は694年、持統天皇が飛鳥宮から遷した宮殿跡。宮内に天皇住居のほか儀式の場所や役所などがおかれ、宮外には役人らが住む都ができました。天皇を中心とする「律令」制度に基づく中央集権国家の成立を示しています。

奈良県の19の遺跡からなる「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」が世界遺産に登録されました。提案から20年、「東アジアにおける古代国家形成の重要な証拠」と認められました。6世紀末から8世紀初めに中央集権国家ができた過程を示す二つの宮都。遺産構成と住民・識者の思いや歩み、今後の課題を見てみます。
 関西総局・深山直人記者
 奈良県・正木 敦記者

住民と共産党 保全に奔走

 日本共産党奈良県委員会は1996年に「世界遺産登録についての提言」を発表した立場から今回の登録を歓迎しています。
 提言では「奈良県には日本国家形成の過程の解明に決定的に重要な遺跡群」などが数多く存在するとして、唐古(からこ)・鍵遺跡(田原本町)や纒向(まきむく)遺跡(桜井市、天理市)、飛鳥・藤原京跡(明日香村、橿原=かしはら=市)、平城京跡(奈良市、大和郡山市)などを登録対象にすべきだと提唱していました。
 99年、国内最古の貨幣「富本銭(ふほんせん)」などが製造された飛鳥池工房遺跡(明日香村)の破壊に多くの県民とともに反対。県は万葉文化館の建設を強行しました。
 奈良市の「古都奈良の文化財」の世界遺産登録(98年)に尽力し、「纒向遺跡の保存と継承、まちづくりシンポジウム」(2012年)を開くなど広範な県民とともに遺産の保全と継承に取り組んできました。
 いま県は、高速道建設で奈良市を南北に縦断する地下トンネルを計画。地下水層にあたれば世界遺産の木簡など埋蔵文化財を消失しかねないと反対している政党は日本共産党だけです。
 鎌野祥二県委員長は「日本と世界に誇る奈良のかけがえのない文化遺産と自然・景観を守るため、今後も協力・共同を広げていきたい」と話しています。

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