インタビューに答える志位和夫議長=2日、党本部
日本共産党の志位和夫議長は2日、香港フェニックステレビのインタビューに応じ、「台湾有事は存立危機事態」との高市早苗首相の答弁と、日中関係の打開について見解をのべました。
志位氏は「最大の問題は、特定の国を名指しして、戦争を行うことがありうると公言したことであり、こんな発言をした首相は戦後の歴史でも高市氏が初めてだ」と指摘。「台湾海峡での米中の武力衝突が『どう考えても存立危機事態になりうる』という答弁は、日本に対する武力攻撃がなくても、米軍を守るために自衛隊が中国に対する武力行使を行う―戦争を行うことがありうると宣言したことになる。戦争放棄をうたった日本国憲法を蹂躙(じゅうりん)し、日中両国民に甚大な被害をもたらす惨禍につながる危険きわまりない発言だ」と批判しました。
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