確定申告関係の資料を前に話す鈴木教子さん
高知 鈴木教子さん
身体の機能に一定以上の障害があると認められた人に交付される身体障害者手帳。高知市の女性から「心臓ペースメーカーを埋め込む手術を受けて身体障害者手帳を取得し、税や介護保険料の負担が軽くなった」とのメールが編集部に届きました。さっそく現地を訪ねました。
川田博子記者
病院で勧められ
高知市在住の鈴木教子(のりこ)さん(68)は数年前から、坂道や階段を上ると息切れや胸の痛みに悩まされていました。自転車をこいでも胸が苦しくなります。しかし、心臓の検査をしても原因が分かりませんでした。
ようやく2024年10月上旬に分かった病名は「完全房室ブロック」。心臓の電気信号が心房から心室に伝わらない病気です。心拍数が低下して、血液を全身に送り出すポンプの役割を果たせなくなります。循環器内科の専門医がいる民間病院の担当医に、すぐにペースメーカーを埋め込む手術が必要と言われ、同月22日に手術を受けました。
一覧へ戻る