撮影・石塚康之
2011年に初主演し、数々の賞に輝いてきた舞台「ピアフ」。10日から6演目に挑みます。
「『あたしが歌う時はあたしを出すんだ、全部丸ごと』というせりふが大好きです。今回も一回一回全力で演じます」
幼い時、母親に捨てられ、極貧の中、路上で歌い始めるピアフ。小さな体から放つ歌声は人々に生きる勇気を与えます。
「ピアフはいろんな男の人を愛しながら、いつも孤独で寂しくて、でも大きな愛がある。歌は叫び、歌は祈り。歌には天と地を結ぶ役割があるんだ、と教えられました」
ピアフを演じた15年のうちに、自身も母親をみとりました。ピアフの言葉が胸に染みます。
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