9日から全国で公開。2時間5分。PG12
©2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会
佐賀平野のとある町を舞台にした家族の物語です。バラバラでありながら何か芯がある、淡々としていながらなぜかドラマがある―不思議な温かさに包まれます。
羽猫家は3世代6人家族。工務店をしています。小学生の山吹(成人後の役は高杉真宙〈まひろ〉)には祖父母(柄本明、余貴美子)、両親(安田顕、安藤裕子)と姉がいます。
本当は弟がいましたが、幼くして事故死。それが一家に暗い影を落としたままです。母親は息子が生きている空想にひたり、父親は愛人の店に入り浸り。姉は、反発して高校生の時、家出してしまいます。山吹には母のために弟を装い“うその手紙”を出し続ける優しさがありました。
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