年間138万トン。2023年に食品添加物が日本国内で使用された量です。キャベツの出荷量(22年)が131万トンですから、それより食品添加物の使用量が多いことになります。
1990年の食品添加物の使用量は62万トンなので、33年間で食品添加物の使用量は2倍以上にもなっています。右肩上がりとなっており(図)、2050年には食品添加物使用量は200万トンを突破するでしょう。1日の摂取量も3万1690ミリグラム(1人あたり)と1990年の6倍になることも想定されます。まさに食生活が食品添加物まみれになっていきます。
急増の要因は、食品添加物まみれの超加工食品(=加工度が高く、すぐ食べられる製品)が広がる中で、(1)コンビニの総菜、冷凍食品など中食・加工食品需要が長期的に増加していること(2)清涼飲料や機能性飲料向けに甘味料・酸味料・香料が大量に使われるようになったこと(3)保存・流通の効率化のために保存料・酸化防止剤・pH(酸性、アルカリ性の度合い)調整剤の需要が増大していることなどが挙げられています。その結果、食品添加物の使用量は過去最高水準まで高まったのです。
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