校則の違和感や政治への疑問から、中学生でラップの歌詞づくりを始めた竹島一心(いっしん)さん(18)。「ISSHIN」の名前でラッパーとして活動し、音楽ライブやイベントで、民主主義や平和の大切さを叫びます。
目黒健太記者
竹島さんは地元の兵庫県尼崎市などでラップを通じ、さまざまな社会の課題を提起しています。これまでラッパー・ISSHINとして音楽で選挙を盛り上げるイベント「尼崎デモクラシー」(2024年)などを発案。若者に投票を呼びかけた曲では「Wake up 投票権 明確に応答せい 政策に目を通せ」と民主主義の大切さを訴えました。
小さい頃から自己表現や集団行動が苦手で、周囲との違いを感じていました。小学5年のとき、発達検査を受け、自閉スペクトラム症(ASD)などと診断されました。
中学時代、ツーブロック禁止や体育での肌着の着用禁止など理不尽な校則の改善を求めました。しかし、教員から「ルールだから。昔から決まっているから」と言われ、まともに対応されませんでした。
疎外感を抱えていたときに出会ったのがラップでした。竹島さんは「ユーチューブでラッパー同士のかけ合いを見て、自分の内面をさらけだしている姿に稲妻が走った。自分もやりたいと思った」と話します。
一覧へ戻る