本人提供
ロシア文学研究者、翻訳家の奈倉有里さんが、エッセー集『背表紙の学校』を出しました。文学と時代への思いを聞きました。
金子徹記者
本書は文芸誌の連載エッセー「文化の脱走兵」の2年分をまとめたもの。きのことロシア文学、言葉遊びの楽しさ、2年前に新潟県柏崎市に転居し市長選で原発反対の陣営を応援したことなど題材は多彩です。
「時代としては悲しいこともたくさんありましたが、書きたいことを自由に書かせてもらっています」
巻頭は「最初に読めなかった本」。本に飢えていた幼少期の、本をもらい損ねた体験を描きます。
「後から思っても、あれは悔しかったな(笑い)。小学生になって、父が子どものころに愛読した本をもらいましたが」
本好きには身につまされる「本に対する希求」が生まれた幼時体験です。
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