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日曜版  |  記事

金平茂紀のメディア日誌
自民党大会で現職自衛官が「君が代」斉唱
幹部含め「確信犯」的演出 国家が前面にせり出した

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「日の丸」や「君が代」が、私たちの日常生活のなかで、有無を言わせぬ力で、かつ何気なく迫ってくるような世の中は、「戦前」的だと思ってよい。そのような出来事を目にすることが増えてきていないか。「新しい戦前」という言い方は、2022年の暮れ、テレビ番組「徹子の部屋」でタモリさんが口にしたのが皮切りだ。慧眼(けいがん)だと思う。
 4月12日、先の総選挙で“圧勝”した自民党の党大会が開かれた。SNS社会のなか、大会の模様はオンラインですべて生中継された。大手広告代理店が演出を手がけたようで、まるでテレビのエンタメショーのような、観客(=党員及び支持者)への「受け」を強く意識した内容となっていた。
 一言で言えば、高市早苗総裁の推し活報告フェス。これまでの党大会とはかなり趣を異にしたアミューズメント化が大胆になされていた。なかでもミュージシャンの世良公則氏が特別ゲストとして登場、トリに位置する高市総裁演説の前座として2曲熱唱していた。往年の彼のヒット曲「燃えろ、いい女」の歌詞を変えて「燃えろ、いい女、燃えろ、サナエ」と会場の党員とともに大合唱。どうぞ、勝手に盛り上がってくださいませ。一公党の大会の演出に文句をつけるつもりはない。ただ、忌野清志郎が生きていたなら何と言っただろうな、くらいは記しておこう。けっ!

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