日本映画復興会議受賞者ら。(左から2人目)斉藤とも子さん、(その右)松本監督
映画関係者の団体・個人でつくる日本映画復興会議は、第43回日本映画復興賞を決定しました。2025年が戦後80年の節目の年だったことを踏まえ、同年に公開された3作品と俳優を「戦後80年日本映画平和賞」として表彰しました。
原爆・沖縄戦 朝鮮人も被害
受賞した「よみがえる声」は、在日朝鮮人2世の朴壽南(パク・スナム)監督が長年撮りためたフィルムを娘の朴麻衣監督が復元。朝鮮人被爆者、沖縄戦に巻き込まれた朝鮮人らを追ったドキュメンタリーです。同会代表委員の桂壮三郎さんは「歴史の闇に葬られたかもしれない声をよみがえらせた希有(けう)な取り組み」と評しました。
満州開拓団の性暴力に焦点
松原文枝監督のドキュメンタリー「黒川の女たち」は、戦時下の満州で起きた開拓団の中で、隠匿されてきた性暴力被害に焦点を当てました。「女性たちが尊厳を取り戻す過程は、今なお戦禍や性被害に苦しむ人々の希望であり、悲劇を繰り返させない警鐘でもある」として受賞しました。
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