伊藤聡衆院議員(右)は6月22日に自民党本部の901号室を会場として政治資金パーティーを開催。自民党の西村康稔選挙対策委員長(左)が出席し、あいさつしました
閣僚・旧安倍派幹部が堂々参加
「政治改革」と称し、衆院比例定数削減法案の成立を狙っている高市自民・維新政権。その裏で自民党新人議員が、格安で借りられる自民党本部の会議室を会場に政治資金パーティーを開き、現職閣僚や、裏金問題で1年間の党員資格停止処分を受けた西村康稔・同党選挙対策委員長があいさつしていたことが日曜版編集部の調べでわかりました。神戸学院大学の上脇博之教授は「裏金事件後も、法律が定める『対価性』を度外視した方法でカネ集めをしている自民党には事件への反省がみじんも感じられない。『政治改革』というなら、パーティー券の購入を含む企業・団体献金の禁止が必要だ」と指摘します。
取材班
自民党派閥の政治資金パーティーを舞台にした裏金事件で、旧安倍派に所属していた大野泰正・元参院議員に東京地裁が有罪判決を出した前日6月22日の夜。自民党本部901号室で「勉強会」と称した政治資金パーティーが開かれました。主催したのは、2月の衆院選で初当選した伊藤聡議員(比例南関東)の事務所。会費は1万円です。
伊藤氏のSNS(6月27日)によれば参加者は60人以上。城内実・経済財政担当相や、西村党選対委員長などがあいさつしました。西村氏は、旧安倍派の裏金還流再開を決めたとされる幹部会合の出席者の一人です。
政治資金規正法は政治資金パーティーを「対価(会費など)を徴収して行われる催物」と規定。「対価性」があることを理由に寄付と区別しています。パーティーは1万円の会費に見合ったものだったのか。関係者は明かします。「出たのは弁当と水のペットボトル1本だけだと聞いている。党本部の会議室のため、会場費もほとんどかからず、過大な利ざやを得る手法だ。こんな脱法的なカネ集めを、現職大臣や裏金議員も参加して自民党本部で堂々とやるとは…」
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