提供写真
「『楽しむ力』こそが社会を変えていく」―大胆にそう訴える『楽しむ力―孤独の時代を生きるということ―』が出版されました。著者は大阪観光大学学長の山田良治さん。なぜ今、「楽しむ力」が必要なのでしょう。
横田和治記者
執筆のきっかけは、さまざまな機会に「楽しみたい」という言葉を耳にするようになったことでした。
「スポーツ選手のインタビューが象徴的ですが、どのような分野であっても若手を中心に、どう競技や仕事を楽しむかという意識が非常に強い。各種の社会調査も同様の意識の変化を示しています。この『楽しむ』ことに対するこだわりの広がりこそは現代社会の変革につながる重要な社会現象であり、科学的な根拠を見いださなければと考えました」
「楽しむ力」とは何を指すのか。
「一言で言えば、『共感力』です。人間が他の生物と区別されるのは、他者を自己として、自己を他者として捉え、共に実践する関係において感情を共有するところにあります。そこに幸せを感じるわけです。人々が楽しむことを希求することは、本人が自覚しているか無自覚かはともかく、共感しあうことこそがその本質と考えます」
一覧へ戻る