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日曜版  |  記事

認知症の人に寄りそうコミュニケーション術
家にいるのに「家に帰る」
会話や作業でやり過ごせる場合も

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マンガ・浅田アーサー(『マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界③から)

理学療法士 川畑智さん
 認知症の人にどう接すればいいかわからないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』の著者で理学療法士の川畑智さんは、「認知症の人の行動には理由がある」といいます。今回は、「ご飯はまだ?」「家に帰る」といわれた時の声かけのコツを紹介します。
 菅原久仁栄記者

 ―認知症の人に、食べた後で「ご飯はまだ?」と聞かれて、「食べたでしょ!」といってしまった人は多いです。
 短い時間内に新しく経験したことを忘れてしまう短期記憶障害で、ご飯を食べた記憶自体がごっそり抜け落ちてしまっているのです。責めても仕方ありません。「不安」が「不信」になり、それが介護拒否や暴力、暴言につながります。

食事を楽しく
 「ご飯はまだ?」と聞かれたら、食事のときの雰囲気はどうだったか考えてみましょう。喜びや楽しいといった感情は保たれています。本人が好きな音楽をかけたり、縁側で食べたりするなど雰囲気や環境を変えると、食べたことが記憶に残りやすくなります。
 楽しい会話も大切です。周りのおしゃべりのテンポが速いと、ついていけません。海外で、知らない外国語に囲まれた状態を思い浮かべると想像しやすいと思います。ゆっくり、簡単な言葉でわかるように話しましょう。身ぶり手ぶりを多用すると、伝わりやすいです。
 本人に話しかけるときは「○○さん」と呼びかけてから話すと、自分に話しかけられていることが伝わりやすくなります。

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