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日曜版  |  記事

経済これって何? 液化天然ガス 開発強化
国際合意に背き1兆円超融資

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JBICに異議申立書を提出する米国テキサス州の地域住民リーダー=5月、参院議員会館(国内外の市民団体・運動のネットワーク「Fossil Free Japan」提供)

脱炭素社会実現に取り組む企業が加盟するJCLP・日本気候リーダーズ・パートナーシップなどが制作した「2050年の天気予報」改定版が8月、公開されました。高温や干ばつによる食料不足、瞬間風速100メートルの台風襲来等の過酷な未来が描かれ、「CO2(二酸化炭素)を出し続けた場合の姿」として警鐘を鳴らしています。フランスやイタリアでは既に、熱波による生産量激減で農業部門全体が「歴史的な危機」となっています。
 気候危機の深刻化をうけ22年6月、G7(主要7カ国)のエルマウ・サミット(ドイツ)で、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の目標などに整合しない新規の化石燃料事業への支援を22年末までに終了することに日本も合意しました。

 ところが、政府が100%出資するJBIC(国際協力銀行)は、この国際合意以降の23年1月~26年3月末に、化石燃料の権益取得、開発事業、発電事業の9件に1兆200億円もの融資を決めています。今年6月、日本共産党の岩渕友参院議員の国会質問で明らかになりました。岩渕氏は、昨年の日米関税交渉で合意した対米投資第1弾(当時約87兆円)の投資額の9割以上を化石燃料が占めているとの報道も示し、「エルマウ合意との整合性が取れない」と批判。赤沢亮正経産相は「外交上等の観点から限定して公的金融支援を行う」と強弁しました。

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