祖父について語る回答者(椿プロ提供)
映像ジャーナリスト 桜井均
高市早苗首相が、今年の戦没者慰霊式典の式辞から「反省」の2字を抜き、「戦争させない」という言葉を使った。そして、「…自分は、(戦争)当事者とは言えない世代だから、反省などしていないし、反省を求められるいわれもない」という若き日の発言がネットで炎上した。
こうした無恥・無反省に全力で挑む番組が放送された。8月13日のNHK・BSスペシャル「戦争トラウマ実態調査~苦しみの連鎖を断てるのか~」である。番組の担当者は、外部プロダクション「椿プロ」の金本麻理子ディレクター。戦争は終戦によっては終わらない。戦場で負った心身の傷は子や孫世代にまで暴力の連鎖を及ぼす。この番組は、「戦争犯罪」の定義をみごとに拡大して見せた。
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