文芸評論家 斎藤美奈子さん(撮影・石塚康之)
“まぜるな危険”の自民と維新
私たちには対抗言説が必要だ
歯切れの良いコラムで知られる文芸評論家の斎藤美奈子さんが新刊『絶望はしてません ポスト安倍時代を読む』を出しました。時代と本の役割について聞きました。
金子徹記者
統一協会と自民党、ジャニーズ事件、歴史認識など、ひとつのテーマを新旧3冊の本から読み解くエッセー集です。
「3冊が決まったらエイヤッと書くしかないんですが、選ぶまでが大変で何冊も目を通します。1回が原稿用紙10枚くらいです。それでも毎回言い足りないくらいです」
収録したのは雑誌連載の2020年8月号から今年5月号まで。コロナ禍を反映した小説など、そういえばこんなこともと思わせるテーマもあります。
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