デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が本屋大賞に輝いてから2年。滋賀県大津市が生んだヒロイン、成瀬あかりが帰ってきました。
第3作にして完結編の本書で、成瀬は京都大学理学部の1回生です。
入学式に「びわ湖大津観光大使」のたすきと白い帽子と白い衣装で現れた成瀬は、初日から話題の人です。
成瀬が京都で最初に出会うのは、大失恋から立ち直れない、同じ新入生の坪井さくら。「わたしの気持ちなんてわかるわけない!」という坪井に、成瀬は「他人の気持ちがわかる人間がいたらエスパーだ」と天然ボケ? 常識外れの率直さが、傷ついた心のバリアを溶かしていきます。
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