上林洋平さん。ボルネオ島の養蜂場にて(提供写真)
熱帯・亜熱帯地域に生息する針が退化した「ハリナシバチ」の蜂蜜を通して、ボルネオ島の熱帯林保全を訴える人がいます。兵庫県芦屋市在住の上林(かんばやし)洋平さん(49)です。
横田和治記者
ハリナシバチは、体長3~10ミリほど。主に木の中に樹液を材料に巣を作ります。蜂蜜は、採れる量も多くはありませんが、樹液の成分が溶け込むことで、酸味と香りを伴った独特の味わいになります。さまざまな健康効果が期待され10年ほど前から東南アジア各地で養蜂、蜂蜜の研究が盛んになりました。
ハリナシバチの蜂蜜は樹液=樹木が不可欠なことに、上林さんは着目しました。
「ハリナシバチの養蜂は周囲に樹木がないと成立しない。養蜂の普及が、今も伐採がすすむ熱帯林を守るきっかけになるかもしれない。これしかないと思った」といいます。
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