14日から広島・サロンシネマ、15日から東京・ポレポレ東中野ほか順次全国で。90分。©BS12トゥエルビ
久しぶりに再読しました。中沢啓治作『はだしのゲン』。広島の惨状は、やはり衝撃でした。被爆から80年。ゲンが「まだ怒っている」と言わざるを得ないものとは。多くの証言、映像を通じて問いかけたドキュメンタリーです。
ゲンは中沢さん自身がモデルです。6歳で被爆し父、姉、弟は倒壊した自宅で焼死。残された母親らと貧困、偏見の中を生き抜く―。海外二十数カ国で翻訳・出版されたロングセラーです。ところが、広島でも平和教育の教材から外されるなど逆流が起きています。おもな登場者11人の思いがあふれます。
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