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日曜版  |  記事

「無言館」のうた 文 窪島誠一郎
第39回 鬼の形相になって

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原田新「妹・千枝子の像」
 あの戦時下において、山口県徳山市(現・周南市)にある県立徳山中学校(現・徳山高校)の美術部は、全国的にも名の轟(とどろ)く名門クラブだった。とりわけ同校から東京美術学校(現・東京芸大)に進学した原田新(あらた)、久保克彦、松岡俊彦の三人は、俗に「トッコー(徳高)三人組」ともよばれるほどその画才への評価は高かった。
 原田新は主に人物画、風景画を得意とし、前回紹介した久保克彦は、卒業制作で美校買い上げとなった「図案対象」が象徴するような半・抽象画や服飾デザインの分野で才能を発揮し、松岡俊彦はごく身内の家族や兄弟姉妹をモデルにした温和な人物画に定評があった。
 今回取り上げたのは、そのうち地元徳山では知らぬ人のいない名酒「初紅葉(はつもみぢ)」の醸造元として有名な醸造会社を営む原田家の長男原田新が、妹の千枝子を描いた油彩画「妹・千枝子の像」である。

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