かつて自身の店舗兼住宅が建っていた場所の沿道に立つ塩山さん=2025年12月18日
石川・輪島市
2024年1月1日に発生した能登半島地震から2年。地震による大規模火災で焼失した石川県輪島市の「朝市通り」再建に向けた歩みがはじまっています。商店主ら関係者は、不安や複雑な思いを抱えながらも、ようやく見え始めた復興のきざしに期待をかけています。
田中智己記者
地震前は取れたての海産物や野菜、輪島塗の漆器などを販売するオレンジ色のテントが並びにぎわいをみせていた朝市通り。平安時代のころ、祭礼日に生産物を持ち寄って物々交換したのが市の始まりとされ、1000年以上の歴史を持ちます。ピーク時の1980年代には、年間約270万人の客が訪れました。地域住民の台所としても親しまれてきました。
しかし、最大震度7を観測した能登半島地震による火災で約5万平方メートルが延焼。249棟が焼失しました。昨年4月に公費解体が完了し、更地が広がります。往年の面影を感じるのはわずかに残った街灯だけです。この春から住宅や商店などの建設が始まる予定です。
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