W杯ジャンプ女子札幌大会で飛ぶ丸山希選手=1月25日、札幌市大倉山ジャンプ競技場(時事)
スキー女子ジャンプの丸山希選手(27)が6日開幕のミラノ・コルティナ五輪へ上昇曲線を描いています。今季のワールドカップ(W杯)ですでに6勝。好調の要因を探ります。
勝又秀人記者
五輪シーズンの大飛躍です。昨年11月のW杯初戦(ノルウェー・リレハンメル)で2本とも圧倒して初優勝を飾ると、「ここまでジャンプが決まっている自分に驚いている」と目を丸くしました。
W杯21戦中、表彰台に13回上がり、総合成績は昨季の18位から2位に上昇しました。
急成長の理由はなにか。ジャンプの動作解析が専門の北翔大学・山本敬三教授は、昨季と比べた空中姿勢の違いをあげます。
「昨季よりも前傾して、頭の位置が10センチほど下がっている。それによって前から受ける風を後ろにきれいに流せている」。風の抵抗が少なくなる分、飛距離を伸ばせます。
技術面の変化がありました。昨年春から、助走の際に足の裏全体にしっかりと体重をかけることを意識してきました。山本教授が計測した踏み切り時の足圧分布では、つま先に偏っていた以前に比べて、いまは足裏全体にまんべんなく圧がかかっています。
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