編集部が入手した高市事務所の12年のパーティー券購入者のリスト。「世界平和連合」を紹介者として「早世会」代表者のA氏ら3人が計6万円分を購入したと書かれています(画像は一部加工)
日曜版編集部が入手した、高市早苗首相事務所の内部資料。高市首相がこれまで隠ぺいしてきた、統一協会(世界平和統一家庭連合)側との関係が生々しく記されています。この内部資料に基づき日曜版(2月8日号)は、教団関係者による高市氏支援団体とみられる「早世会」の存在を明らかにしました。しかし高市首相は、この重大疑惑について衆院選期間中、いっさい説明しませんでした。「連続追及 高市首相のウソと疑惑」でさらに追います。
高市事務所の内部資料に記された統一協会側との親密な関係の疑惑を振り返ります。
―高市氏側が、教団の関連団体「世界平和連合」に政治資金パーティー券を計10万円分(2012年、19年)購入してもらっていた。
―高市事務所は15、16年に「世界平和連合」、16年に「日韓トンネル研究会」から定例行事の開催案内を受け、「世界平和連合」の行事にはメッセージを出していた。
―高市事務所の挨拶状送付先リスト(16年、18年)の宛先に「世界平和連合奈良県連合会郡山支部副支部長」と記載されていた。
日曜版(22年9月25日号)は関係者の証言などをもとに、19年3月の高市氏の政治資金パーティー券(1枚2万円)を教団の関連団体「世界平和連合奈良県連合会」が2枚4万円分購入していたことをスクープ。高市氏側は全面否定しましたが、高市事務所の内部資料は日曜版報道を裏付けただけでなく、高市氏側と教団側との関係が複数年にわたっていたことを明らかにしました。
内部資料の一つ、12年のパーティー券購入者リスト。上部欄外には「担当秘書:木下剛志」との記載があります。木下氏は高市事務所の所長で公設第1秘書です。
リストをみると、「券NO」466~470の5枚10万円分の「紹介者情報」欄に「世界平和連合」とあります。そのうち「券NO」466~468の「購入者情報」欄には「早世会」と記され、代表者A氏ら3人が2万円ずつ計6万円分を購入したと書かれています。
自民党国会議員の元公設秘書は解説します。
「リストは、高市事務所側が、『世界平和連合』にパーティー券5枚と案内状を渡し、そのうちの3枚分を『早世会』が購入し、入金したことを記したものだ。パーティー券を購入してもらった団体を高市事務所が知らないはずはない」
「世界平和連合」に渡されたパーティー券を購入したという「早世会」。教団関係者らによる議員支援団体の名称には、議員の名前の一字と「世界平和連合」または「世界平和統一家庭連合」の「世」が入っています。「早世会」も高市早苗首相の「早」と「世」からとった、教団関係者による高市首相の支援団体の疑いが濃厚です。
そのことは「早世会」の代表者として名前が記されているA氏の正体をみると明らかです。
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