原発問題を追い続けているジャーナリストの青木美希さんが、新著『それでも日本に原発は必要なのか?潰される再生可能エネルギー』を出版しました。「いまだに東京電力福島第1原発事故後に出した原子力緊急事態宣言は解除されていません。数万人が避難していることも知られていない」と語ります。高市政権下で加速する原発再稼働と新増設の動き、原発に頼らない再生可能エネルギーの可能性について聞きました。
田中智己記者
日本政府は原発回帰にまっしぐらです。原発のメリットばかりを強調する状況は、3・11前に似ており恐ろしさを感じています。
報じられない事実
事故から15年がたちました。しかし原発事故で放射性物質が外部に異常放出された際に政府が出した「原子力緊急事態宣言」はいまだに解除されていません。福島県内には帰還困難区域があり、いまでも数万人が避難しています。福島第1原発から300キロ以上離れた場所でも、野生キノコや山菜から国の基準値を超える放射性セシウムが検出され、出荷制限がかけられています。
こうした事実をメディアはあまり報じず、国民も知りません。原発事故の被害が今でも続いていることが伝えられていません。非常にアンフェアな状況の中で政府は原発回帰を進めています。政府が原発回帰へと政策転換する中、日本のエネルギーのあり方について書いたのがこの本です。
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