念願の井上ひさし作品、初出演。得意の歌とダンスが満載の、こまつ座「花よりタンゴ」(演出/栗山民也)で三女・桃子役です。
1947年、落ちぶれた旧華族の4姉妹(朝海ひかる、南沢奈央、大原、平体まひろ)が営む銀座のダンスホール。姉妹はホールを守るため、桃子が流行歌手をめざすなど家賃を稼ぐのに懸命です。元使用人(高橋克実)が成金となり、ホールを奪おうと現れて…。
「栗山さんは『飢えを忘れずに』とおっしゃいます。生きる必死さ、姉妹の絆…。資料を読み、考えています」
笑いの中で浮かぶのは、戦争の傷と、忍び寄る巨大な影。終盤、桃子の歌う「東京ブギウギ」が姉妹の未来を照らします。
「私たちは『二度と戦争しない』と決めたのに、今世界では戦争が起き、日本も再びあの時代に近づいているようで怖い。だからこそ今届ける意味を感じます。『東京ブギウギ』は躍りながら歌うのでヘトヘトですが(笑)、私も歌から生きる力をもらっています」
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