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日曜版  |  記事

日韓共同製作 舞台「長生炭鉱―生きたかった」
演出 シライケイタさん
今も海底に眠る犠牲者の無念をすくいあげたい

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撮影・後藤淳

日本の劇団温泉ドラゴンと韓国の劇団58ROUTE(ルート)が共同製作する「長生炭鉱―生きたかった」が上演されます。演出のシライケイタさんに魅力を聞きました。
 大塚武治記者

 日韓両国の俳優の熱気があふれる稽古場。シライさんは通訳者を介して演出しています。
 「稽古の序盤、韓国の俳優たちに日本人の歴史認識の現状を正直に話しました。日本の多くの学校では加害の歴史を教わらないのだ、と」とシライさん。
 1942年2月3日、山口県宇部市の海底にのびる長生炭鉱で水没事故が起き、183人が亡くなりました(うち136人が朝鮮人)。石炭増産の国策下、違法で危険な操業で起きた事故。坑道の入り口は事故後すぐ封鎖されました。
 十数年の交流の中、「いつか共同製作を」と語り合ってきた両劇団。2年前、韓国側の提案で製作を始めました。韓国の女性劇作家キム・ミンジョンさんが史実に着想を得て描く人間ドラマです。
 物語は事故で坑内に閉じ込められた人々の「過去編」と、韓国人遺族や遺骨収容に奔走する山口の市民団体を描く「現代編」を行き来します。

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