「都構想ノー」と宣伝する府民要求連絡会の人たち=3日、大阪府庁前
高市政権を支える維新の会が、大阪で2度も住民投票で否決され決着ずみの大阪市廃止=「都構想」を三たび持ち出し、矛盾と批判に追われています。物価高騰で苦しむ市民をよそに“制度いじり”に明け暮れる維新政治の是非が問われています。
大阪府・森尾町子記者
巨大開発のため
大阪府の吉村洋文知事(維新代表)は、来年の統一地方選と同日に3度目の「住民投票」を実施し「大阪都」に突き進む構えです。「吉村知事は『政治家として挑戦することはない』と言っていたのに約束を破った」など市民・府民から怒りの声があがっています。
「都構想」のねらいは大阪市を廃止し特別区に分割して、政令市が持つ権限と財源を府(都)が吸い取ることです。独裁的な「一人の指揮官」(橋下徹元維新代表の発言)のもとでカジノや湾岸開発など不要不急の巨大開発を進め、規制緩和などと合わせて大企業・財界のもうけを応援するのが目的です。大阪市の横山英幸市長が「中心部の開発と投資を呼び込む」と明かす通りです。
分割された「特別区」は市町村よりも税収が約5割も減り、都市計画の権限もないなど“半人前の自治体”となり公共サービスを維持・拡充することが困難になります。
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