著者の母は、ユーモアあふれる毒舌で知られた作家の佐藤愛子さん。4月29日に102歳で亡くなりました。本書は、昨年1年間、週刊誌に連載したエッセー集です。
「母のことを書くのはずっと嫌だった」と著者は言います。文章に厳しい母が放っておかないからです。
たまに頼まれて母について書くと、母はあれこれ口出しし、怒鳴りつけ、何度も書き直させます。最後は自分で書いて「この通りに書きなさい」と。その「困ったお母さん」というエッセーを読んで、「やっぱり私はウマイねぇ」と悦に入っていたというのですから、娘はたまったものではありません。
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