文芸春秋・1650円
読み始めた時から著者と同じで本当にどうしたらよかったのかという問いを抱えたまま答えを見つけることができませんでした。著者の姉は医学部生だった1980年代に「統合失調症」を発症したと思われます。
あの時代、精神疾患に対する社会の偏見はまだまだ強く受診を拒む家族が多かったと思います。
今でこそ外来治療中心ですが、当時は精神病院に入院させたら長期入院と考えられていました。両親は医師で、精神疾患の受け入れ体制の貧弱さを知っていたことも、娘を受診させず、家族丸ごと苦しむ結果になったのではないでしょうか。
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