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日曜版  |  記事

81年前沖縄戦 地下司令部ある街が壊滅
高市政権 再び那覇で基地地下化推進
また戦場にするのか

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空自那覇基地に建設された「人員待避壕」(右下のコンクリートブロック)=10日、那覇市(前田泰孝記者撮影)

足の踏み場もない弾雨 シェルターで備えるなんて 戦争を知らない話です
 20万人以上の命が奪われた81年前の沖縄戦。6月23日は、その犠牲者を追悼し、恒久平和を誓って沖縄県が定めた「慰霊の日」です。
 沖縄戦当時、米軍は首里城の地下にあった沖縄守備軍・第32軍の司令部壕(ごう)を集中攻撃し、現在の那覇市首里(しゅり)や周辺一帯は壊滅しました。
 首里城から1キロ付近の壕を拠点に、弾雨の中、日本兵に食事や水を運んだ翁長安子さん(96)。「実際の戦争では足の踏み場もないほど弾が撃ち込まれるのに『シェルター(地下などに設ける武力攻撃を想定した避難施設)で備える』なんて戦争を知らない話です」と断言します。
 23日に県と県議会主催で開かれた沖縄全戦没者追悼式。玉城デニー知事は「沖縄には今も、その東西の果て、南北のすみずみに至るまで、悲劇の記憶が残されています」「不戦を誓い、反戦を訴え、非戦の道を探求する」と述べました。

「基地は危地」
 政府が全国で進めている、戦争を前提とした「自衛隊基地の強靱(きょうじん)化」。沖縄では県都・那覇市でも、「抑止力強化」の名の下に、陸上自衛隊那覇駐屯地と航空自衛隊那覇基地司令部、自衛隊那覇病院の地下化が進んでいます。空自那覇基地では2022年度以降、攻撃された時に隊員が避難する「人員退避壕」の建設も進んでいます。防衛省は「継戦能力(攻撃されても戦い続ける能力)の確保、人的戦力の保護が目的」としています。政府は「抑止力強化」と言いながら、「抑止」が破れ戦争になることを想定した準備を進めているのです。

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