子どもの頃の私は、とてもメンタルが弱く、大会前になると決まってお腹(なか)が痛くなっていました。緊張しやすく、不安を抱え込みやすくて、大会前には本当の意味で胃が痛くなっていました。その後しばらくは何とかごまかしてきましたが、プロ棋士という夢が現実味を帯びてきた時期には、心の不調がそのまま体調の不調につながり、入院したこともありました。
まだ対局も始まっていないのに、負けたあとのことまで想像して苦しくなってしまう。そんな子どもでした。勝負に負けることそのものより、結果が悪かったあとの未来が怖いような感覚がありました。入院をきっかけに、プロ棋士になるためには実力だけでなく、強い心も必要だと実感しました。
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