関西電力美浜原発=福井県美浜町
南鳥島(東京都小笠原村)で、原発から出る「核のゴミ」の最終処分場の立地選定のための文献調査が始まりました。北海道の寿都(すっつ)町、神恵内(かもえない)村、佐賀県玄海町に続く4例目です。
原発はウランの核分裂で生じるエネルギーで発電しています。「核のゴミ」とは、使用済み核燃料や使用済み核燃料からプルトニウム等を取り出した残り物(放射性セシウムなどの核分裂生成物)のことです。人が近寄れないほど強い放射能をもつだけでなく、放射能の強さがなかなか弱くならない成分もあります。そのため、処分に際しては万年単位で人間の生活圏から隔離する必要があります。
日本を含め原発を持つ主要国では、地下深く(数百メートル程度)に埋設処分することにしていますが、どこでも立地選定が難航し、処分場が建設されたのはフィンランドだけです(試験操業中)。特に日本は、欧米のような地質的に安定な大陸と異なり、太平洋・フィリピン海・ユーラシア・北米の四つのプレートがぶつかり合う地殻変動の激しいところです。地球科学の研究者らは「今後10万年間にわたる…安定した場所を具体的に選定することは、現状では不可能」と指摘しています。(2023年10月に300人余の地球科学研究者らが発表した声明)
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