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日曜版  |  記事

簡素化する葬儀 歴史をひもとき考える
尊厳ある弔い全ての人に
かつては差別された火葬に携わる人 今では社会に不可欠な「送り人」に

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先祖代々のお墓

ジャーナリスト、『火葬秘史』著者 伊藤博敏さん
くらし彩々
 「小さなお葬式」や「墓じまい」が話題になっています。ジャーナリストの伊藤博敏さんは『火葬秘史 骨になるまで』で、日本における火葬と弔いの歴史を考察しました。葬儀の簡素化が進む中、「人間だけが行う『葬送』という文化が失われていいのか」と問いかけます。
 菅原久仁栄記者

 主に経済事件を取材してきた伊藤さんは、新型コロナウイルス禍以降、葬儀の簡素化が進む傾向に「抗する気持ちを持っていました」。「火葬と葬儀」を取材するきっかけとなったのは、葬儀などを手掛ける東京の中堅企業が米投資ファンドなどの売買対象として急に浮上したことでした。
 弔いの歴史をひもとく本書には、関東大震災(1923年)を機に日本で火葬が一般化し、コンクリートの納骨室の上にお墓を建てる、現在の形になったことなども記されています。
 「これまで火葬について詳しく書かれたものはありませんでした。だから、『火葬秘史』なんです」

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