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日曜版  |  記事

医療記者 岩永直子の病と向き合う
がん治療(2)あふれる根拠ない情報
「元に戻す」のは目的ではない

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中東情勢によって不安定になっている医療資材の供給確保について他団体とともに厚労省に要望書を出し、記者会見する全がん連の轟さん。抗がん剤治療を受ける立場から不安を訴えました=4月1日

夫ががんになった時、食事療法やオゾン療法など根拠のない治療法にすがり、後悔した経験がある全国がん患者団体連合会事務局長の轟(とどろき)浩美さん(64)。自身も昨年10月にステージ4の胆のうがんと診断されましたが、今度は惑わされることはありませんでした。どうしたら怪しい医療情報に振り回されずに済むのでしょうか?

深く話し合って
 轟さんは、患者が「がんを無かったことにすることががん治療ではない」ことを理解することが、情報に惑わされない第一歩だと言います。ではがん治療とは、どういう治療なのでしょうか?
 「がんになった人が、その後も生きていく日々を支えるのががん治療」と言う轟さん。誠実な医療者もそう捉え、医療は不確実であることを知っているからこそ断言は避けるのだと言います。

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