確かな情報を得る参考になるサイト、国立がん研究センターの「がん情報サービス」
がんはかかる人も多く、命に関わることも多いことから、そんな患者を食い物にする代替療法がちまたに溢(あふ)れています。腫瘍(しゅよう)内科医、勝俣範之さんが20年以上戦ってきた実態は?
勝俣さんががんの代替療法に関心を持つきっかけとなったのは、20年前に流行したキノコの一種である「アガリクス」でした。
「医師監修の本がベストセラーとなり、患者の多くが飲んでいた時期もありました。もともとがんに効果がありそうな基礎研究があったのですが、人で効果を検証する臨床研究では芳しい結果は出ていませんでした」
ある時、重症な肝障害が3人に出て2人が亡くなり、3人ともアガリクスを飲んでいたことがわかりました。勝俣さんらは論文で報告。「末期ガン消滅!」などと宣伝していた出版社の幹部や、商品の販売会社社長が逮捕され、急速に廃れました。
「その頃は民間療法の多くは非医療者が販売して、費用も数万円程度でした。ところが2000年代から医者が関わるようになり、急激に増えたのが免疫細胞療法です。費用も数百万円以上かかるようになりました」
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