勝俣範之さん
がんにかかった人が、藁(わら)にもすがる思いで惹(ひ)かれてしまう根拠のない医療情報。惑わされないために、何ができるのでしょうか?腫瘍内科医の勝俣範之さんに聞きました。
ネットに広がる
がんになると、多くの人がインターネットで病名や治療法を検索します。そんなネット情報の中に、怪しい医療情報は網を張っています。
勝俣さんが2016年にがん治療に関する検索ワードでサイトを調べたところ、怪しげな情報は4割に上りました。25年には、この割合は2割に減っています。
「僕らが偽医療の問題を指摘し続けて、かなり良くなったとは思います。しかし、医療広告はまだひどいものが多く、厚生労働省が作った医療広告ガイドラインも機能していません。自衛が必要です」
いわゆる学歴や社会的地位が高い人が、だまされないわけでもありません。
「海外の研究では知性の高い人ほど怪しい医療情報を信じてしまうというデータもあります。特別な治療を探せる力があると過信してしまうようです」
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