撮影・武藤奈緒美
俳優の東ちづるさんが、車いすダンサーや全盲のシンガーなど、さまざまな特性を持つプロのパフォーマーと「まぜこぜ一座」を旗揚げして10年。8月9日、長崎被爆の日の公演で一区切りをつけます。集大成となる本公演のテーマは「ぴーすあんどらぶ」。東さんに思いを聞きました。
板倉三枝記者
「本当は、こんな、こっぱずかしいタイトルは苦手なんです。でも今の情勢を考えて、あえてこのテーマを掲げました」
アメリカとイスラエルが仕掛けたイラン戦争は出口が見えず、世界を混乱に巻き込んでいます。ロシアのウクライナ侵略も5年目に突入。そんな中で日本の高市政権も戦争準備に前のめりです。
東さんは、国際NGOピースボートが始めたオンラインアクション「NO WAR/戦争反対」に、こんな文を寄せました。〈長く生きても、私たちの時間はせいぜい100年ほど。同じ時代を生き合わせた者同士、安心して笑える時間を増やしていきたい。限りある命を生きる私たちが、互いの存在を大切にできたなら、世界はもう少しやさしくなるはず。…〉
脚本家のエスムラルダさん(ライター、ドラァグクイーン)は記者会見で、「平和が維持されてこそ、みんなが自分らしく生きられる。それは決してマイノリティーだけの問題ではない」と話しました。
終幕を残念がるのは、身長114センチの日本一小さい俳優・手品師のマメ山田さん(80)です。「絶対見た人は喜んでもらえると思う。もったいないよね…」
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