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日曜版  |  記事

俳人 夏井いつきさん 悲惨な被爆体験伝える力を痛感 『句集 広島』
生々しさに心ゾワゾワ
剝かれたる髪のうぜんにひつかゝり くちびるの血膿(ちうみ)よけつゝ瓜(うり)食(は)ます 汗の手を握り死躰(したい)の腕切らんと

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撮影・細野晴規記者

五感を使って具体的に想像することこそ戦争の抑止力
くらし彩々
 広島、長崎への原爆投下から今年で81年―。原爆体験や広島への思いを詠んだ『句集 広島』と出合い、足跡をたどって俳句に込めた思いを探った俳人の夏井いつきさん。改めて感じた俳句の力とは―。
 菅原久仁栄記者

 公募作など1521句を1冊にまとめた『句集 広島』は、広島への原爆投下から10年後の1955年に刊行されました。
 「あの日を永遠にとどめよう。忘れ去られることのないように―。」
 句集の「おわりに」には、平和への決意がつづられています。2022年、句集の編集委員だった人の自宅から、約500冊の句集が発見されました。
 NHK「コネクト 夏井いつき“原爆俳句”を訪ねて」(24年放送)は、その存在に光をあてるものとなりました。
 きっかけは、NHK広島放送局の知り合いのプロデューサーから、句集が送られてきたことでした。
 「中身が重いものであることは手に取る前から想像がつきます。だから、なかなか開くことができなかった」と振り返ります。

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