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日曜版  |  記事

金平茂紀のメディア日誌
「熊日」のスクープ 自衛隊が市民監視
私的な情報まで組織的に収集 思想弾圧につながる人権侵害

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久しぶりに本物のスクープというものに出くわした。熊本日日新聞が7月23、24日付の1面トップ記事として報じたものだ。陸上自衛隊中央情報隊の対外情報部門である「現地情報隊」が、国内の大学教授やNPO法人代表ら市民を対象に、「愛国心」「自衛隊に対する感情」といった思想信条にまつわる情報、さらには「性的嗜好(しこう)」「異性関係」や家庭環境、婚姻暦、身体的特徴といったきわめて私的な情報に至るまで、組織的に調査・収集しているとみられることが元隊員らへの取材や関係資料で分かったという内容だ。
 同部隊の任務は、本来は海外での情報活動を担うこと(そもそもが自衛隊イラク派遣をきっかけに2007年に新設された部隊)とされているが、明確な法的根拠もないまま、国内での人的情報収集活動を担っていたのだという。集められた情報は何と数千人分に上る可能性があるとのこと。「熊日」(県民にはそう呼ばれ、圧倒的なシェアを誇っている)は、独自に入手した「個人BSD(ベーシックソースデータ)報告書」の実物写真やその概要をきっちりと報じていた。

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