撮影・武藤奈緒美
「情熱のピアニスト」及川浩治さんが20日、東京・サントリーホールでリサイタルを開きます。題して「リスト、ショパン、ラフマニノフ~3人の天才の物語」。胸中を尋ねました。
西條正人記者
昨年デビュー30周年を迎え、31年目の今年。
リスト、ショパン、ラフマニノフというロマン派の作曲家を「ピアノ音楽の至宝」といいます。
「この3人がいなければ現代のピアノ音楽の歴史はありませんでした」
リサイタルの幕開けはリスト「ハンガリー狂詩曲第2番」。ジプシー(ロマ)音楽を取り入れ、重々しく荘厳に始まりますが、途中で情熱的なダンス音楽になります。
「この曲は、アニメ『トムとジェリー』の『トムのピアノコンサート』でも使われています」
フジコ・ヘミングの十八番でもあった「ラ・カンパネラ」、セナンクールの小説を元にした大曲「オーベルマンの谷」等へと続き、ショパンへ。「雨だれ」、そしてドラマティックな「夜想曲第13番」と優美な「第16番」。
1990年ショパン・コンクールで最優秀演奏賞を受賞し、ショパンは思い入れ深く演奏してきました。
「3人の名曲をお届けします。彼らの芸術に対する真摯(しんし)な思いが込められた作品ばかりです」
一覧へ戻る