「福岡県政をただす共同行動」で抗議する参加者。マイクで訴えるのは大谷しんこ・共産党県議候補=9日、福岡県議会棟前
「チェックする議員いないからよどむ」 蔵内氏後援会元幹部
長年、自民党の蔵内勇夫前議長が“ドン”として牛耳っていた福岡県議会が大揺れに揺れています。自民党議員だけでなく野党議員もかかわった3年間に税金3億円を使っての豪華海外視察、正・副議長ポストをめぐる巨額の金銭授受疑惑、前議長肝いりの事業に県が5年間で58億円もの予算を注ぎ込む…。日本共産党の議席がない「オール与党」体制のもとで疑惑が噴出し、県民から「やっぱり共産党の議席が必要だ」との声があがっています。
田中倫夫記者
「共産党議員が県議会にいなくて、チェックが働いていない。おかしなことには『おかしい』という勢力が伸びないと世の中はよくならない」。疑惑の中心にいた蔵内氏の後援会幹部も務めた現役自民党員が語ります。
「みんな怒っていますよ」と話すのは、9月議会初日(9日)に県議会棟前で開いた「福岡県政をただす共同行動」に参加した新日本婦人の会福岡県本部の中野和美さん。350人が押し寄せました。「不正にノーという人が野党の中にほとんどいない。やりたい放題です。次の選挙で変えなくてはいけない」と怒ります。
九州大学法学部の南野森(しげる)教授はX(旧ツイッター)に投稿しました。「県議会には共産党議員が一定数必ず必要だと思います。少なくとも(与野党馴〈な〉れ合い、県職員もべったりで税金を無駄遣いするのを)監視する役割として必要です」(8月10日)
ジャーナリストの鈴木哲夫さんは「県議会の『総与党化』の構図を一新する必要がある。しっかりと自民党と対峙(たいじ)する勢力が前進すれば、疑惑解明の最大の力になる」と強調します。
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